ずっと観たかった作品をやっと。内田有紀さんをあんまり好きじゃないのでどうだろうと思ったんですが、幸か不幸かあまり目立たなかったので(主人公なのにね)(助演陣のキャラクターのほうが明らかに立ってました)、好き嫌いを意識することもなく…。まあ何にせよ、内田さんの明日香に違和感はなく、クドカン演じる鉄雄はリアルかつ面白かったし、予告ではどういう役どころだオイと思ってた優ちゃんも始まってみればハマリ役。りょうはカッコ良いし、しのぶさんには本気で腹立つし(名演技!女優だ!)…といった具合に何よりもキャスティングが素晴らしかったです。全体の雰囲気も期待通りゆる面白くて◎。ただ、話のもっていきかたにちょっと無理があったかなーと思います。というか、小ギャグと各役のキャラクター性が目立ちすぎていて、ストーリー自体に焦点を当てられなかったんですよね。そうするだけの魅力を感じられなかったというか。だから終盤になって、いきなりまとめにかかったなーという印象を受けてしまったのかも知れない。いや、面白かったですけどね。何度も笑ったし、ダンスのシーンなんてテレビの前でわたしも参加しちゃってたし。でもそんな傑作!ってほどでもなかったと思う…。少なくとも感動できる作品ではなかった。わたしにとっては、ですが。
うーん。わたし、松尾さんの作品を観るのって初めてなんですけど、この方って重いテーマを扱うことが多いんですか?個人的にはむしろテーマ感じられないくらいのバカ映画を撮ってほしいな。安っぽいアクションものとか。